どもっ飯朔です。
私はよく京都へ遊びに行きますが、夏は京都に住む友人の案内で川床料理店へ行きます。
当初は高級料亭ばかりかと思ってたのだが、実際は手頃な価格で絶品ランチを頂ける店もあったことに驚きました。
川床と言えば京都が有名ですが関西のほかの地域でも楽しむ事ができるのです。
今回はそういった気軽に川床を楽しめる格安川床ランチについて紹介していきたいと思います。
川床の歴史について
川床という言葉は関西に住んでいる人以外にはなじみがない言葉かもしれません。
京都において川床は夏の風物詩。
夏が近づいてくると組み立てはじめ、夏がやってくるんだなと実感する方が沢山いらっしゃいました。
暑い夏に自然の涼しさで体を癒す事ができるのが川床です。
川床は地域によっては「かわゆか」と呼ばれたり、納涼床と呼ばれたりもします。
こんな京都人にとってなじみ深い川床はいつから始まったのでしょうか。
川床の始まりは戦国時代後の豊友秀吉が天下統一を果たしたころだと言われています。
この時期に三条や五条の橋の架け替えを行い、鴨川沿いの場所が見世物や物売りで賑わうようになりました。
また、裕福な人を対象に茶店が出来るなど、これが川床の始まりと言われています。
江戸時代になると、石垣や堤など整備され400件以上のお茶屋さんが軒をそろえました。
この時の川床は砂の上に床机を引いた簡易的なものばかりでしたが、明治時代になると毎年7.8月に川床を出すのが定番になっていきます。
この時期に床机だけでなくて、高床式の川床も見られるようになります。
また、現在の川床は西側だけですが最初は東側もありました。
東側の川床が禁止されたのが大正時代。その後昭和時代に入り、大豪雨や第二次世界大戦などの影響で川床は壊滅的な被害を受けてしまうことになります。
その後、現在の川床を管理する団体、京都鴨川納涼床協同組合が中心となって後世まで川床を京都の文化として残していこうという取り組みがなされ、現在の形になっています。
2015年には、川床の数は100件を超えるまでになっており、夏になると大いににぎわっています。
関西にある川床が楽しめる場所
川床の歴史がざっと分かったところで現在川床を楽しめるエリアを紹介していきます。
鴨川エリア
まず、京都の中心地にありなじみ深いのが鴨川エリア。
鴨川エリアは先ほど紹介したように10件を超えるお店が並んでいます。
そのお店が主に4つのエリアに分かれており、北から上木屋町エリア、先斗町エリア、西石垣エリア、下木屋町エリアになっています。
上木屋町エリアは二条辺りに、下木屋町エリアは五条辺りにあります。
5月から9月まで営業していますが7.8月以外はやや肌寒いかもしれません。
京都の繁華街にも近いエリアですので観光客など多くの人で賑わっている印象のエリアになっています。
貴船エリア
次に紹介するのは貴船エリア。
貴船は京都市の北側にある地域でアクセスはやや悪いですが自然豊かな地域です。
貴船の川床は水面が近く、水がきれいなのが特徴。
自然豊かな場所にあるため都会でみられる騒音などもなく、とても涼しいので、夏の暑さを忘れリラックスできます。
貴船には15個くらいのお店があります。また、近くには貴船神社や鞍馬神社があり、川床で涼みながら京都らしさも味わう事ができるのでお勧めです。
大阪にもある
京都だけのイメージが強い川床ですが、実は大阪にもあります。
大阪の北浜にある北浜テラスは大阪でも川床が楽しめるスポットになっています。
10店舗ほどのお店があり、大阪の夜景を見ながら川床を楽しむ事ができます。
京都までいけないという方はこちらで川床を楽しんでも良いかもしれません。
京都の川床をリーズナブルな価格で楽しめるおススメスポット
ここからは気軽に京都の川床を楽しむことができるスポットについて紹介していきます。
大當両
まず紹介したいのが先斗町エリアにある大當両。
先斗町の京料理として名高いこのお店は70年も川床営業もやっている。
ランチ価格は高いが、かごに10種類以上の素材が盛り込んだゆば膳(3900円)や鱧を召し上がれる長月膳(5400円)もあります。
夜は本格的な料理が楽しめるおすすめスポットになります。
川床席は5月1日~9月30日まで
大當両サイト
山とみ
次のお店も先斗町エリアにある山とみ。
こちらは様々な料理がおいしいお店。価格としては1000円、2000円と価格がリーズナブル。さまざまな調理法の鴨料理を楽しむ事ができるおすすめスポットです。
1000円で頂けるランチは、串御膳・おでん御膳・唐揚げ御膳・湯葉あんかけ丼とこの価格でこれだけ頂けます。その他2000円代でおばんざい・刺身・名物鉄びんセットなど頂けます。
川床席は5月1日~9月30日まで
山とみサイト
ひろ文
3つ目は貴船にある「ひろ文」。
こちらは、名物流しそうめんが味わえる(1300円)他、5月・6月の昼限定御膳(3800円)も味わえます。
貴船ランチの相場は5000円ほどなのですが、ひろ文はまだ安くて美味しかったです。
川床席は5月1日~9月30日まで
ひろ文
割烹 露瑚
4つ目は割烹 露瑚。
こちらは木屋町にお店を出している築120年の町屋を利用したお店。
本格的な懐石料理が5000円ほどで楽しめますが、2000円の川床ランチと3500円の旬彩会席を頂けます。
川床席は5月1日~9月30日まで
割烹 露瑚サイト
豆水楼
最後に紹介するのは豆水楼木屋町本店。
こちらでは京都のお豆腐を楽しめるお店です。
多彩な豆腐料理を2500円で提供しています。
また本店以外に祇園店もありますが、こちらも2600円で味わえます。
川床で涼みながら冷たい豆腐を食べることができるなんて最高ですね。
このほかにもたくさんのお店があり、どのお店も川床を満喫できます。
川床席は5月1日~9月30日まで
豆水楼
さいご
今回は川床をテーマに書いていきました。
川床はとても歴史が深く、基本的にはなかなか高級なものですよね。
しかし、中にはリーズナブルな価格で川床を楽しめるお店もあります。
また、京都だけでなく大阪にも川床はありますので、関西に来た際はぜひ川床に行ってみてください。
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